山梨県某所
確か私が16か17歳のときのことです。
私の親が親戚の勧めで山梨県の某所に土地を購入しました。
そこは村から数百メートルほど山を登ったところにあり、
葡萄畑か桃畑であったところを造成したらしく、
井戸はありましたがまだ電気は引かれていません。
とりあえず遊びに行けるようにと誰かからもらった6畳のプレハブが建っていました。
そのころから田舎に憧れていた私は夏休みに一人でそこに数週間過ごす事にしたのです。
田舎を存分に堪能できましたが夜になると恐怖がやって来ました。
まったく人気のない場所なのですが
夜の間中何者かが建物の周りを歩く足音が耐えないのです。
あるときは一人、またあるときは数人が歩き回っているようで、
昼間より夜の方が賑やかなくらいです。
怖くてとても確かめようなんて思いません。
小さな石油ランプひとつを頼りに、ただ震えていることしかできなかったのです。
関係あるかどうかは分かりませんが、
滞在中に撮った写真の中にその土地の裏手にある墓地の写真がありまして、
その墓地の存在はその写真を見て初めて知ったのですが、
そこには墓石や地面の上にころがる人の頭部がたくさん写っていたのでした。